高止水
上記の写真は古くから使用されている埋めコーンや、Pコーン穴です。いずれもセパの錆汁が漏れ出し、構造物の景観を大きく損ねています。特に写真左端の昔ながらの埋めコーンでは、プラグまで抜け落ちてしまっています。埋めコーンにてこのような症状が発生する原因は、「かぶりが少ない」「コンクリートとコーンとの熱膨張率の違いによる隙間」であると言われていました。これらに「施工方法」や「コンクリートの品質」等、外部要因を加えた複合的な要因が考えられますが、最大の原因は「ブリーディングに伴うコンクリートの沈降現象によるコーン下部の隙間」です。
コンクリートの熱膨張率は「7〜13×10^-6」、セラミックは「7×10^-6」、汎用プラスチックは「80×10^-6」ですが、ものつくり大学での熱応力解析の結果、これらの材質での寸法変化は数ミクロンであることがわかっています。一方ブリーディングによるコーン下部の隙間は、コンクリートのスランプに応じて1〜3mmになるため、熱膨張による隙間と比べ症状は甚大です。
ブリーディングの仕組み
各コーンの隙間の様子
防錆性
スーパーOKコンでは標準でナットにエポキシ樹脂を皮膜した「OKナット」を採用しており、「エポキシOKセパ(NETIS KT-100045-VE)」と同等の塗装が施されています。スーパーOKコンとOKセパをセットで使用することで、高い止水性と防錆性を得ることができます。